交易の実験


(目的)

 市場による交易の、距離と獲得金額についての依存性を調べ、アラビアマップの75分と90分ゲーム における有効な交易方法を考察する。


(理論)

(実験1) 荷馬車の移動距離による金の獲得量を、g(円/マス)と定義する。市場の建てる距離を変え、gを測定する。 測定した実測値から、距離と金の獲得量の式を導き出す。
 ここでわかりやすくするため、金の獲得量G(円/秒)を定義する。g(円/マス)と荷馬車の速さ v(マス/秒)の積を取ることによりG(円/秒)を得ることができる。
G=vgに測定したgを代入し、縦軸をG(円/秒)、横軸を市場の距離(マス)のグラフにプロットする。
これをGの理論値とする。

(実験2)距離が10マス、20マス・・・、マップの半分、最大距離について、10往復にかかった時間(秒)と 獲得した金額(円)を測定し、円と秒の商を取ることによりG(円/秒)を測定する。 1、2、3、4、5マスに関しては、往復回数を数えることが困難なことと、往復数を数える 方法だと小数点以下の誤差が大きくなるため、10分間での獲得金額を直接はかり、金額を600秒で割った 値からG(円/秒)を計測する。

"g(円/マス)について"
 実は市場の距離の2倍が荷馬車が実際に移動する距離ではない。荷馬車は0マス目でなく、1マス目 からスタートするため。市場の距離よりも1マス少ない距離を往復することになる。つまり市場 の間の距離をx 得られる金額をyとすると、gはy/2(x-1) (金/マス)となる。例として、 市場間の距離が10マスで得られる金額が100円とすると、実際に荷馬車が移動する距離は18マスで 得られる金額はg=5.56(金/マス)となる。


(実験方法)

@市場を全通りのマス(一次元のみ)で建てたシナリオを用意し、一つ一つクリックして得られる金額を 測定する。

A実験結果をG=vgに代入し、グラフをプロットする。

B10マス、20マス、・・・、半分マス、最大距離マスの市場があるシナリオを用意し、 10往復させたときの獲得金額を計測する。

C1,2,3,4,5マスの市場を建てたシナリオを用意し、10分間往復させたときの獲得金額 を計測する。

D3〜5の実験結果をグラフにプロットする。




(結果)

原点付近を除き、理論曲線と実測値が一致した。二次の近似式は、y=0.00005x^2+0.0682x+0.1701となった。なおxは荷馬車の移動する距離 でyは市場の距離によって得られる金額である。この値に荷馬車の速度をかけて荷馬車の移動する距離 xで割ると、G値(毎秒いくらもらえるか)というわかりやすい指標に変えることができる。以上の結果をグラフにプロットした。


グラフ欲しい方どうぞ


(考察)

原点付近で理論曲線と実測値がずれたのは、荷馬車が往復する際(市場にタッチしてターンする時) に微妙なタイムラグが発生するためだと思われる。10マス以上離れて入れば、理論曲線の式で問題 なく計算できそうである。それにしても距離が近いとこんなに不利だとは(´・ω・`)・・・w   9マス離れ市場でせっせとお金をためても毎秒0.131円しかもらえない(笑) 逆に もっとも離れた市場だと毎秒0.424円ももらえる。3.2倍も違う。つまり、荷馬車を三台出しても、 はしっこで交易している人の一台にすら勝てないということになる。荷馬車の料金が50円なので、 100円損して出しても勝てないということになる。リミット200という制限の中、これは数値以上に 苦しいのではないかと思う。半分くらいの位置だと毎秒0.262円もらえる。半分まではいかないが 少し苦しい。やはりどうせ交易するのなら、少なくとも半分以上の位置を使わなければ相当不利に なることがわかった。感覚ではわかっていても、このように正確な値で計算することができるように なったのは画期的ではないかと思う。
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